2019/04/08
不動産投資で今は新築が熱いとお伝えしてきましたが
新築を建てるときには絶対に注意してほしいポイントがあります。
一つずつお話ししていきますね、次は ②越境に関するトラブルに注意しましょう!です。
Q 実務上多い越境とはどういうケース?
枝や、建物の軒、庇(ひさし)などが、隣地の上まで越境してしまっているケースがあります。
越境している枝から葉っぱが落ちてきたり、大雨のときなどに軒、庇から雨水が流れ込んでくるなどの実害があることもあります。
ただ、たとえ枝であっても越境してきているからといって勝手に切ることはできません。
軒や庇はなおさらです。
隣地所有者と話し合い、除去してくれれば問題ありませんが、隣地所有者が対応してくれないとなると、トラブルになります。
土地を購入する際には、隣地の建物だけでなく、枝、軒、庇などが越境していないかよく確認するべきです。
仮に越境があり、土地の使用に支障がある場合には、その越境を解消してくれることを条件として購入することも考えられます。
仮に今は支障がないという場合には、建て替える際には越境状態を解消するという合意などをしておくことが考えられます。
建物が越境していた場合には、放っておくと時効取得により土地を一部とられてしまうこともありますので、合意書をつくっておく必要はより一層高いです。